新学期になり、1ケ月が終わろうとしています。子供たちは新しい環境の中、その子なりに緊張し、不安になり、様子を見て、大丈夫かなと思いながら過ごしているのでしょう。
そんな新学期に起こりやすいことの一つ。大人(先生や親、指導員の方等々)が「なぜ、そんなことをするの?」という行動をとることがあります。そんな時に、周りにいる大人みんなから責められるような経験をしたら、子供は、子供の心と体はどうなるのでしょう?周りにいる大人にも余裕がないと、頭ごなしに怒る、に終わるかもしれません。子供には失敗体験で終わりそうです。もしも、大人の方にちょっとでも切り替えが出来そうな”余白”があるのなら、下記のような”思いやりのある社会的な関わり”を試してほしいのです。
①養育者こそ落ち着いた身体を!まずは一呼吸、息をつきましょう。ゆっくりとしたペースで呼吸しましょう。2~3回呼吸したら、今度は吸うより吐く息を長くなるようにします。数回繰り返します。これは神経系の働きを穏やかにし、副交感神経で子供に関わることが出来る方法の一つです。 ②水を飲む。ゆっくりと口に水を入れてください。体に水が入ることで体を包む環境のちょっとした切り替えがなされます。(水が飲める環境が必要ですね) ③手で「グーパー」を繰り返す。親指を中にしてグーと3秒かけて握ります。→5秒かけてパーをして指を開きます。交感神経と副交感神経を刺激し、バランスの取れた体に移行させてくれます。
④問題行動とされている行動について:「今、この子はどういう状態なんだろう?」「この行動はこの子について、何を物語っているのだろう?」「この子は今、身体と心で何を体験しているのだろう?」「この子は、この行動から何を得ているのだろう?」をまず考えたい所です。子供の挑戦的な行動が、「衝動的、反射的、自己防衛的、無意識:ボトムアップ」なのか?「制御可能の印象:トップダウン」なのか?子どもが自分の行動・注意・衝動を「努力してコントロール」出来るようになれば、ボトムアップの行動は減っていきます。この「子供が努力してコントロールしていく発達」に欠かせないのが「大人の思いやりのある社会的な関わり」なのです。 -今回はここまでー
参考文献:スタンレー・ローゼンバーグ「からだのためのポリヴェーガル理論」春秋社 モナ・デラフーク「発達障害からニューロダイバシテイへ」春秋社
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